ナレッジグラフ、なかなか遊び心のあるヤツです。
こんにちは。ピークウェブ Webコンサルタントの櫻井麻衣子です。
久しぶりのメルマガとなってしまいました。
10月に長男を出産し、あっという間に2ヶ月が経ちました。
慌ただしさで、秋がなく冬がやってきた感じです。
2ヶ月間もWebから離れて生活をしていると
進化の早いWeb業界では、浦島太郎になってしまった気分です。
では、今日はちょっと新しいテーマについてお話します。
■日本にも導入された「ナレッジグラフ」とは
ナレッジグラフとは、最近日本にも導入された
新しいグーグルの検索技術です。
説明するよりも実際に見た方が早いので、
「レディーガガ」とグーグルで検索してみて下さい。
検索結果の右側に歌手のレディーガガの
プロフィールや写真、実績、リリースした曲、
イベント予定、最近の投稿といった情報が表示されていますね。
また、関連する人物として「ビヨンセ」なども
表示されています。
通常の検索結果とは別に検索ワードに関連する情報を
検索結果の“右パネル”に表示しています。
これがナレッジグラフです。
従来の単に「キーワードを含む」ページの検索結果を出すものとは違い
さまざまな情報の属性や関連性を考慮して検索結果を表示する仕組みです。
Googleが過去の検索データに基づき、
世の中の人々が知りたい事柄について分析し、
関連性が高いと判断した情報を載せている事がわかります。
■180億件以上の情報が詰まったDBを活用
このナレッジグラフは、5億以上の人やものなど、
180億以上の属性や関連性を含むデータベースに対して
独自のアルゴリズムによって関連性の高い検索結果を表示しています。
■何が変わったの?
簡単にいうと
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グーグルは単なる「文字列・単語」としてではなく、
人が入力した検索ワードの「存在・意味」を理解し始めている
=====================================
ということです。
(もちろん、まだ完全に意味を理解しているわけではありませんが…)
■なぜ、注目する必要があるのか?
「右側に表示されるだけならそこまで変わらないのでは?」
と思う方もいるかも知れません。
いえいえ、そんな単純な話ではありません。
まだ、ナレッジグラフは始まったばかりで
今後もどんどん進化していきます。
では、グーグルの目指すところは何か?
それは、以下です。
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「検索の意図を理解し、意図に沿ったユーザーのほしい情報を提供する」
「インフォメーションエンジン」から「ナレッジエンジン」へと移行する
→(単なる情報の羅列から、よりユーザーの意図を組んだエンジンになる。)
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「検索エンジンの評価方法が変わってくる」
というSEOとしても大きな影響がある未来が見えてきます。
「記事は何百字以上」や「自作自演バックリンク」といった
小手先の戦いではなく、本質的にユーザーと向き合う
サイト運営が今まで以上に欠かせなくなってきます。
■ブランディングも重要になる?
ナレッジグラフとして表示されているものは
著名な場所や人物、建物、団体、サイトなどです。
実際の世界で著名なものをグーグルは
検索結果に積極的に表示していくことがわかります。
となると、
「特定のキーワードだけで上位表示して戦う」
だけでなく、より多くの人に知られ、評価してもらう
商品・サービス、団体になる事も求められるかもしれません。
そうなれば、ネット上でも
ブランディングが重要になってきます。
例えば、
業界のキーワードの検索結果に
あなたの商品が「関連する商品」として表示
されるようになるかもしれません。
「レディーガガ」を検索すると
「ビヨンセ」がでてくるように。
■では何をするべきか?
では、私たちは何をすべきなのでしょうか?
まずやるべき事は
「お客さんに必要なコンテンツを提供すること」
です。
・お客さんが知りたいことは何か?
・お客さんが困っていることは何か?
・お客さんが望んでいることな何か?
・お客さんが不満に思っていることは何か?
このような事を調べることも重要です。
当たり前の事かもしれません。
重要なのはSEOが
「テクニック的な世界から
本質が問われる世界に変わってきている」
ということを把握して、
対策を立てていくことです。
【編集後記】
先週、久しぶりに仲間たちとお食事に行ってきました。
前菜に生ガキを食べたら、ノロに感染…
でも、美味しかったので後悔はしていませんっ!
本日は以上です! 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、またご連絡いたしますね!
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