SEOとは何を意味するものなのか。もう一度軽くおさらいすると―
これは「検索エンジン最適化」と訳されるように、検索エンジンの性格を掴んだ上で、
Webサイトを上位に表示させることを意味します。
上位に表示させることで必然的にアクセス数が増加し、
サイト上で展開しているビジネスをライバル他社よりも有利に運営出来るということにつながります。
ではそのSEOに必要な対策とはなんなのでしょうか?
それは大きく2つに分けられます。内部要素と外部要素です。
内部要素とは文字通り、サイト内部の要因であり、外部要素とはサイト外部の要因のことです。
詳しくそれぞれのページでご説明します。
“SEOとは何か?SEOはなぜ必要か?”をもっと詳しく。
ホームページを作って、検索エンジンからの集客を考えた場合、なぜSEOは必要なのでしょうか?
その理由は大きく分けると2点に集約されます。
●検索エンジンは日本語が分からない。
●検索エンジンは人気コンテンツが分からない。
●検索エンジンは日本語が分からない?
検索エンジン(ここではグーグル)は、どこまで日本語というものを理解しているのでしょうか?
グーグルの関係者が認めていることですが、グーグルは文章そのものを理解することは出来ません。文章を細分化し、単語単位での意味を理解しているに過ぎないのです。
ちなみに、ここで”日本語”に限定してお話ししているのには訳があります。
グーグルの言葉に対する理解度というものは、言語によって違いがあると考えられるからです。
2011年に盛んに言われた「パンダアップデート」というものがあります。
これを簡単に言うと、品質の低いコンテンツを検索結果から排除するというものです。
品質の低いコンテンツとは、例えば他のサイトのコンテンツを引用しただけのサイトであったり、いわゆるワードサラダなどの意味をなさないテキストで構成されたコンテンツなどが該当します。
このパンダアップデートなのですが、現状では、日本語・中国語・韓国語には導入されていません。
今後、導入されるかどうかは分かりませんが、いずれにしても、”コンテンツ重視”の傾向は変わらないでしょう。
変わりはないと思いますが、グーグルが他の言語ほどに日本語を理解出来るようになるとは思えません。
それだけ日本語というのは世界の言語の中にあっても難解なものなのです。
グーグルが日本語を理解出来ない以上、私たちは、「このコンテンツが何について書かれたものであるのか」を検索エンジンに教えてあげる必要があるのです。
これがSEOが必要となる一つ目の理由です。
SEOの内部対策ですね。
●検索エンジンは人気コンテンツが分からない?
検索エンジンの役目は、ユーザーがあるキーワードで検索した時に、そのキーワードに対する適切な答えを返すことです。
同じような情報やサービス、商品がある中で、どのコンテンツを答えとして返すのかを検索エンジンは順位付けして決定します。
この順位付けは、主に人気コンテンツ順になります。
「何が人気かが分かっているじゃないか!」
と言われそうですが、検索エンジンはコンテンツを見ただけではその人気を判断出来ません。
どのようなコンテンツが人気があるのかを判断するために基準を設けているのです。
これが主にSEOの外部対策に当たります。
では何を基準にしているのでしょうか?
これはユーザーの行動を判断基準にしています。
ユーザーの行動は基本的にはコントロールすることは出来ませんので、ウェブ管理者は対策のしようがないように思うかもしれません。
しかし、「人気がある」と判断してもらうために、適切にコンテンツを配置するなどの工夫をすることは出来ます。
また、言葉は悪いですが、ある程度の自作自演により「人気がある」と見せかけることは出来ます。
ここで注意すべきことがあります。
外部対策でメインとなるリンク対策は、ユーザーの行動と連動させて行う必要があるということです。
ユーザーの行動は下記の図のようにリンクだけではありませんし、リンク以外の行動についても検索エンジンは判断基準に加えているのです。
いずれにしても、SEOとは、検索エンジンに「何について書かれたコンテンツである」のかを適切に伝え、しかも「人気がある」のだと示すための対策―、だと言えます。
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